二月は逃げる・・・ 冬の寒さも逃げてほしいね。 〜2008年2月前半の日記〜
2月1日（金） 雪のち曇り
『にこにこ祭り』
また朝から、雪。
出動できないほどではないし、室内行事なので、どうということはないものの、どんよりとした空。
しかし、こども達は、朝早くからはりきって、準備をして、いざ、開店。
ミツキのお店当番は後半なので、他の出し物を見に行く。
まず一番はじめに、「なかよしクラス」の 『3びきのこぶた』
一人一人の個性にあわせて、こぶた・ナレーターなどの配役。マイクも使ったり、舞台背景装置も、先生方の手作り。
一生懸命演技をしてても、セリフが聞き取りにくかったり、スムーズに進まなかったりする。でも、観客は、誰もチャチャいれたりしないし、面白いところでは、ちゃんと笑い声もおこる。
強制されて見に来たわけではないので、みんなお友達の演しものを見に来ているのだ。
演技側の成長も目を見張ったけれど、観客側のマナーというか、暖かい眼差しにとても感激した。
他のお店も回る。
スタンプを押してもらって、参加したら折り紙なんかの景品をもらう。
手渡しできないカードなんかは、ちゃんとテーブルに置いてくれたり、景品の説明を丁寧にしてくれたり、いたれりつくせり。
後半は、ちゃんと「受付」のお仕事をした。
知っている人には、笑顔をふりまくし、お客さんにはそれなりに いらっしゃいませ〜・・・
途中で、お腹が空いてきたり、集中が切れたりもしたようだけど、ちゃんと最後まで「受付嬢」できたのは、えらかった。
見通しがつかなかったら、やいやい騒ぎたてる・・・とも思っていたけれど、それなりに、自分をコントロールもできている。最近の騒ぎ方は、単純にシロクロつけれるような、マイナス成長ではないのだね。
楽しい・共同作業・達成感・・・ いろいろ混ざって、経験値を積み上げていくんだなぁ、ということがよくわかった。
それにしても、寒い。一緒についてまわった母は、風邪をひいてしまった。
半そで姿の子もいる。こども達は、なんて丈夫なんだ・・・!
2月2日（土） 晴れのち曇り
家族会「つくしんぼの会」 ピザを作ろう・・・の日。
家族会・・・だから、家族の誰が行ってもいい。毎回、こういう作り物の日には、張り切って出かけていたシュウトは、中学生ともなると部活で泣く泣く（?）断念。
肝心のミツキは、休日ともなると、お日様が高くなるまでグースカ寝ている。10時半集合・・・ 学校へ行くより、2時間も遅い。それでも、寝起きは最悪。
「なかよし」のお友達も随分沢山参加している。 大人の中にも、顔なじみは沢山いる。
でも、この ぶーたれ顔。
単に、眠い・・・だけではなくて、場所というか人に慣れるまでの時間がかかる・・・というか。
前回のクリスマス会の時も、やいやいと騒いで興奮して大変だった・・・・ので、今回は、事前説明からきっちり丁寧に。
時間も、できるだけ最初の方から参加・・・・したつもり。でも、やっぱりこうなのね・・・・苦笑。
学校では、泣き・笑い・怒り激しく、最大限に楽しんでいる。日常生活で行く場所にも、さほど抵抗はなさそう。
全く初めて行く場所でも、緊張が入ったりするけれど、好奇心が勝ることの方が多い。
なんで、ここの催しの時には、こんな非協力的な態度に出るのか・・・う〜む。
どうも、このプラザのサイズというか、このお家スペースに大勢の人、賑わい・・・というのが、イカンのかなぁ・・・
出来上がったピザは、生地から手作りで、大変おいしゅうございました。ミツキも真ん中の具材をフォークで混ぜ込んで、食べていましたとも。
2月4日（日） 雪
深夜から冷え込み、雪・・・
母は風邪でダウン。しかし、お父さんは、連日仕事。
風邪を引くことも少ないんだけれど、気温以上に寒気がする。 38度あった。
そのうち、くらくらと立っていられなくなった。
シュウトは、オフで家にいる・・・とはいえ、ミツキのお世話を頼むわけにもいかず・・・涙
なんとか、食べることだけ済ませて、あとはリビングに毛布を持込んで丸くなって一日過ごす。
2月4日（月） 曇り時々晴れ
母の風邪は少し症状は残るものの、早寝したせいか、熱もさがりすっきりとしていた。
ミツキが元気なら、学校もあるし、訓練もある。寝込んでられないのだ。
元気の素は、案外「がんばらなきゃ」という気合かもしれない。
午後、ミツキN療育センター・PT
元気・・・とはいえ、この気候だし訓練は見合わせてもいいところ。
でもまあ、あと2回になったY田先生との訓練、やっぱり行っておきたい。
いつものように、少し身体をほぐした後、クツをはいて立位・SRCへ。
前回は、インフルエンザの後だったので、身体もカチカチ。ちょっと集中力も落ちている時だったので、取り組みも今ひとつだった。
夕方、ギャラリーも少なくなっている時間帯にも関わらず、今日の お嬢は、とっても『やる気』
大きく動くとかいう派手なパフォーマンスはない。でも、右左、足を緩めて・踏み込み・・・をかなり意識してやろうとしていた。
「ちょっと、コツを覚えてきたのかもしれませんね」 と、Y田先生。
後ろからの介助に変えても、力の入っているほうの足と、抜いている足がわかる。
大きな運動の分野に関しては、あまり変化がなく、オヤとしても期待値の薄かったところ。 でも、それでも子どもって、やっぱり少しずつ成長していくんだ。
最近の、怒ったり泣いたり・・・の精神的なマイナス面ばかり見てきた母は、ちょっと・・・いや、かなり嬉しかった。
でもなぁ・・・ N療育センターの訓練もいよいよ、次回がラスト。
PTは、あちらこちらでお世話になる予定だけど、今、SRCの取り組みをしているところはない。
今更ながら、ここの訓練の引継ぎが、どこへもないというのは、とても残念だと感じる。
2月5日（火）
後日更新です。それは、つまり・・・
さすがに、ハードワークや・・・と、子ども達が学校へ行った後、ぬくぬくとリビングでまったりとしていた母。
お昼前、電話がかかる。
大体、このタイミングだと、学校・・・それもミツキの体調・・・
予想は大当たり。
「38度くらいありまして。ご機嫌も大変悪いです」
はいはい・・・。
朝、起き抜けにも予感があった。
いつもの怒りん坊とは違って、ちょっと泣きべそが入っていた。 36度台でお熱はなさそうだけど・・・
迷って登校させたので、まあ、仕方ないか。 それに、今回は母の風邪をもらった・・・というタイミングのようなので、一抹の責任も感じる。
少しお昼寝をして、体温は横ばい。食欲もあるし、様子を見てみるか。
夜、クール宅急便でカニが届く。 凍っているので、食べるのは明日。
しんどい割には、興味シンシン。 箱を何度も覗き込むミツキであります。
2月6日（水）
夜の睡眠もそこそこ取れているし、食欲もある。朝方には37度くらいだし、念のため・・・と思って学校を休ませた お嬢。
しかし、夕方〜夜には一気に上昇40度。どないなってるんや・・・涙
それでも、座薬を使って落ち着いている時には、それなりに食べて水分も入る。少し母にも余裕があるところ。
ま、この際、機嫌の低空飛行は仕方ない。
昨日、お泊りした カニ。
その後どうなったのか、とっても気になっていたミツキ。
夜、ベランダから降ろして、お父さんがさばいてくれた。
「じゃ、またね〜。ばいばい〜」
手をふって、カニはみんなのお腹の中へ・・・・ ミツキも、カニ雑炊・カニしゅうまいとして、堪能しました。
2月7日（木）
依然、ミツキの体調は横ばい。
体温は、朝〜夜に37度〜40度を繰り返す。
体力的な心配もあるし、もしや他の病気・・・? の疑いも なきにしもあらず。
かかりつけの NNハウスへ診察へ。
診察・検査結果はすぐに出て、念の為のインフルエンザもマイナス反応（二回かかる事もあるしね）
他の肝臓やら、白血球の数値も、まあまあそれなり。
「まだ数日高熱が続くようなら、入院再検査の必要があるけれど・・・ 今のところ、“風邪”だと・・・」
たかが、風邪。されど、風邪。
ウィルス性の風邪なんだろうけれど、また完治までに1週間・10日はかかるだろうか・・・あぁあ。
回復期をいれて、また長い時間がかかる。 健康の有り難味を感じるのは、こんな時。
本来なら、4年生はこの日、校外学習。
神戸の灘浜〜人と防災未来館をまわる予定だった。
シュウトも4年生の時に行ってるので、館内の様子などミツキにレクチャーをしてくれていた。
ちょっと、難しい内容ではあるけれど、何よりお友達とバスに乗って行く・・・という醍醐味はいつも、捨てがたい体験になる。
本番に強いミツキで通していたので、公式行事欠席は、意外にもあまりない。
仕方のないタイミングだけれど・・・・ 残念である。
2月8日（金） 晴れ
「回復は、週明けくらいから・・・」
という、ドクターの予言を信じて（?）点滴の魅惑のお誘いがあったものの、一日、家にこもって過ごす。
時間がかかるのは分かっていても、だんだん体力的にきつくなってくるし、お嬢の機嫌の悪さは、ソコを抜けている。 涙
着替えるのも、ご飯を食べるのも、アクエリも、おやつも、みんなみ〜んな、イ・ヤッッッ!!
放っとかれるのは、論外。抱っこしてても、ずっと大声出して文句つけまくり。 ヤクザか・・・
夜もあまり眠れなくなってきたし、しんどさを持て余している・・・・のは、わかるんだけどさぁ。
気管支にからむゼイゼイ・ヒュウヒュウの呼吸。 午後にはやはり、40度に届く熱・・・・ぬぬぬぅ。
2月9日（土） 雪
大雪である。
休日でよかった・・・ とはいえ、男の子組はそれぞれ出る予定があって、外出装備も大変である。
シュウトは出かけてからの大雪なので、カサは持たしたものの、ケガしないで帰ってこれるか、随分心配した。
（なんてったって、坂道なのでね）
母の心配をよそに、午前練習のはずの彼が戻ってきたのは、2時頃。
「なんかあったの?」
「え〜? ちょっと、皆なで雪遊びしてて遅くなってん」
力抜ける・・・ 基本的に、こどもは“イヌ”なんやなぁ。雪がうれしくなくなったら、大人ってことや。
お父さんは、公式戦を前に、あちこち連絡をつけまくり・・・
こんな時でも、電話じゃなくて、メールなんやなぁ。今時事情か。
恋人同士でも、一日そんなにメール入れへんで、いうくらい、チームのキャプテンやら、対外チームの顧問の先生やらと連絡を取っていた。夕方には、バッテリーが残小で、充電しながらやっていた。
「オレは携帯メールなんかせんから、小さいボタンの軽量スマートタイプがいいんや」
と選んだ機種が、アダになったようで、メール打ちで随分お疲れのようだった。爆
さて、ミツキ。
どうも、イヤなカンジである。少しずつ回復していくなら、時間がかかっても・・・なんだけど、咳は止まらず・座薬はほとんど効かずで、終日40度近く。
脱水も気がかりになってきた。こんなタイミングで、連休中だし、この大雪。
無理を言って、医療機関に飛び込もうにも、自家用車も出動できそうにない。 こんな時は、天をうらみたくなる。
そろそろ解熱してもいい頃。なんとか、逃げ切れないものか。時間と体力の勝負という感になってきている。
長い間、日記をお休みしてしまいました。
おかげさまで、ミツキの体調もなんとか、復調しつつあります。
ご心配をおかけしました。
これだけ学校をお休みしてしまったのも、初めて。 （日記を休んでしまったのも・・・汗）
楽しい事なら、後日更新も・・・とも思うんですが、どうしようか。
大騒ぎしたあとなので、メモ記録程度の後日談・・・というカンジで、報告しますね。
2月11日（月） 起床9時 体温37.2度 朝方は大抵低目。
昼〜夕方 38.5度
15時 昼食。 17時 プリン 食欲は、まずまず。
夜 39.3度
入眠後すぐにはじまった咳。 夜間23時〜翌3時頃まで続く喘息発作となり、眠れず。
2月12日（火） 起床9時半 体温37.4度 寝起きは最悪。食欲もあまりなし。
11時 NN療育センター受診。
KN3B 500ｍｌ点滴を受ける。血液検査の結果は、ほぼ正常値
「風邪は終息状態のはず。体力低下が心配なので、熱と喘息状態が改善しなければ、明日入院」
帰宅後 昼寝。
夜 36.8度。 ご飯も少し食べられるようになり、夜間の咳も収まる。
2月13日（水） 起床9時 体温36.3度。 寝起きは相変わらず。 ただし、機嫌には大きなムラ。
11時 NN療育センター受診。 KN3B 500ｍｌ点滴。
解熱と、咳の改善状況から、入院は見送り。今週一杯は、通院。
食欲は、相変わらず少な目。
夜間の 喘息が復活。 2時 と4時に二回。 息の止まるような発作ではない。
2月14日（木） 起床10時 体温36.8度。 寝起きの機嫌が過去最高に悪い。着替えも出来ないほど。
泣いて暴れるので、しばらくロールバー＋うつぶせマットに放置!!
11時半 NN療育センター受診。
KN3B点滴500ｍｌ点滴。 昨夜の状況から、喘息治療としてネオフィリン1.5ｍｌ追加
ステロイドには副作用が出たので、テオドール系の薬。
スタンダードなものなので、緩やかだという。
副作用は「興奮」なので、熱のある時には使えない
夜 ラコールを飲む。 100ｍｌがせいぜい。むせ が強い。 ごはんは2/3量。
入眠時 上体起こし的な興奮が入る。 夜間の咳はなし。
2月15日（金） 起床11時 （7時頃から何度なく、号泣・・・様子見）
機嫌はややマシになったものの、唇の噛みこみが多い。緊張も強く、怒り・泣き激しい。
ラコールなど、液体状のものは、むせが多く、ほとんど自分で飲み込めない。
13時 N療育センター受診。 KN3B 500ｍｌ点滴。
水分補給的な要素や、ぜんそく治療としての点滴は、終了してもよいとの見解。
ただし、緊張も強く、全身的な回復は、もう少し時間がかかる可能性がある。
夜 10日ぶりの入浴。 気持ちはよい・・・が、余裕はなさそう。 見た目にも体重↓
ラコールを含めた水分は、むせて難しい。 もったりとした食事は、2/3量 入る。
夜間の 咳が 少しでる。
食べ方を「忘れた」ような現状も、ちょっと気がかりではあるし、緊張の出方も過去最高なので、
主治医からは筋肉の緊張を改善する治療として『ボトックス』の提案がありました。
ボツリヌス菌を注入することにより、その周辺の筋肉の緊張を和らげる効果がある・・・と言われています。
正直・・・・
やっぱり、抵抗はあるんですね。
話は前々からあって、その時のミツキの体調とか、身体の緊張具合からすれは
「いやいや。ウチにはまだ適合する話じゃないですから」
と、軽くお断りしてきた。
子どもの成長は、プラス面ばかりじゃなくて、身体が大きくなるにつれて、
マイナス要素の方が大きく出るときもある。
ずっと、抱っこで泣けばヨシヨシとあやしていた赤ちゃんの時には、出てこなかった問題。
精神的な成長を含めて、最近のミツキの不安定さ。今回を含めて、幼児期〜学童期そして、
思春期へ移る時の懸案事項が一気に出てきているように感じます。
どうしたらいいかなぁ。
どうすればいいのかなぁ・・・・ また手探りの時期。
一気に問題解決にはならないという事は確信できる。
きっと、いっぱい迷って、ぶつかって、ヘロヘロしそう。
そんな親娘の弱音に、お付き合いいただくことになると思いますが、
どうぞ皆様、よろしくお付き合いくださいませ。そして、よきアドバイスがあれば、ご指導くださいませ。
よろしく、お願いします。
2月後半の日記へ
1月後半の日記へ
ＨＯＭＥへもどる